転職してきた同僚の話

最近うちの病院に転職してきた看護師がいます。その人は見るからに???という感じの人です。なにが???かというと、どう見ても精神科関係の薬を飲んでいるような感じがするのです。看護師ならばきっと感じることが出来るはずですよね。その人が入って来た日、私は一斉に同じことを感じたのだと思います。それから、みんな腕にリストカットのあとはないないか、手の甲に履きダコはないかなど各々チェックをしたのだと思います。その日から数日間はその人の話題で持ちきりでした。

だいたい転職をしてきた人って、いろいろうわさされるものですよね。でもそれは同然だと思うのです。だって、これまでの職場に新しい人がはいって来るということですから。入ってきたことによって、病棟の雰囲気だって少し変わるかもしれません。業務だって少し変わるかもしれませんよね。そのようなことを知っているから、今度の転職してきた看護師はどんな看護師が凄く気になるのです。

うちの病棟に来た転職者はまずナース服がピチピチだったことが気にかかりました。多分それは精神科の薬の副作用のせいです。次に言葉数が少ないということも気にかかりました。私たちも様子をうかがっているけれど、相手も様子を見ていたのかもしれません。そのためにおとなしかったのかも。

そんな強烈な印象を残した転職新人ですが、慣れてくると次第に私たちにもとけ込めるようになってきたのです。お互いに警戒心が解けてきたのかもしれませんね。これまでの様子見の段階から、一歩前進した私たちはナースステーションでも、ナースの休憩室でも少しずつ話をするようになってきてやっと同僚という感覚がわいてきたのです。転職をする時ってしてくる方も不安が多いと思うけれど、受け入れる方も不安が大きいなということが分かりました。でもせっかく一緒に働く仲間になったのだから、最後まで力を合わせて頑張りたいと思うのです。そしてできれば気持ちよく働いてほしいと思っています。